よく噛むと唾液がよく出る
よく噛めば噛むほど、唾液はたくさん出ます。

虫歯菌は食べかすや砂糖を分解して酸を作りますが、この酸が虫歯の原因。唾液にはこの酸性に傾いたお口の中を中性に戻してくれる働きがあります。

さらに、よく噛んだときに出る唾液は通常の唾液に比較して30〜60倍もの酸を中和する能力があります。

また、唾液の中に含まれているカルシウムは虫歯になりかけた歯の表面を元に戻してくれる働きもあります。(再石灰化)

ということで、唾液の分泌量が多ければ多いほど虫歯になりにくいといえますので、普段からよく噛んで食べる習慣をつけたいものです。

最近はよく噛まなくても飲み込める柔らかい食べ物が増えてきています。こういうものを食べていると唾液の分泌が少なくなって虫歯になりやすくなってしまいます。できるだけ歯ごたえのあるものを食べる習慣もつけたいものです。
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