お釈迦様の歯
お釈迦様の骨を「仏舎利」といいますが、歯は「仏歯」と呼ばれて特別の扱いを受けています。

4世紀にスリランカに仏歯がもたらされ、王家の象徴として歴代の王たちによって手厚く祀られてきました。16世紀にはこれを祀るための仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)が建立されました。

スリランカの古都キャンディには今でもこの仏歯寺が残っていて信仰を集めています。

八月の夜にこの仏歯を持ち出す祭り「ペラヘラ」が行われ、100頭の象の行進に伝統舞踊が加わり、荘厳な大行列を繰り広げます。

日本にも香川県の小豆島にスリランカの仏歯寺より分与されたという「仏陀の御歯」を祀る佛歯寺があります。ダラダー・マーリガーワ寺院の姉妹寺院になっています。
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