妊娠初期(3ヶ月)にX線を浴びても大丈夫?
人間の胎児は約10ヶ月(40週)間、お母さんのおなかの中で成長します。
この中で妊娠初期は、各器官(目や鼻など)のもとになる部分が形成される重要な時期です。この時期はX線に対する感受性が高いので、X線を浴びると障害を起こしやすくなります。

したがって、X線検査をする時はできれば妊娠12週以降に行うのが望ましいといえます。

でも、歯科のX線ではたとえ12週以前でも胎児に障害を起こすようなことはありません。
歯のX線撮影の際に生殖腺が浴びるX線の量は0.003mSv以下ですから、無視できる量です。安心してください。

さらに、鉛に入った防護エプロン(右写真)をつければX線の量はゼロ。全く心配はありません。

奇形の発生に関しては、黄体ホルモン、抗ヒスタミン剤、ダイオキシンのほうが危険です。

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防護エプロン
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