マウスガード (マウスピース)
マウスガードが最近クローズアップされてきています。
お口の中を保護する装置で、マウスピースとも呼ばれます。
ボクシングの選手は昔から装着していますので、あれをイメージしていただければピンとくるかと思います。

透明タイプのマウスガード
模型上での完成時
付属のケース

マウスガードの機能としては、

外からの衝撃を分散して吸収する

鋭利な歯の先端をカバーし、無害化する

ケガした歯が抜け落ちるのを防止

脳しんとうの防止

運動能力の向上

があげられます。

特に最後にあげた運動能力の向上というのが意外と知られていない効果です。
瞬間的な食い縛り、あるいは持続的な食い縛りをした場合、身体的なバランス、筋力的なバランスを良好に保ち、競技成績の向上に大きく貢献します

欧米ではマウスガードの出来しだいで競技の成績に大きな影響を与えるということで、納得のいくマウスガードを製作するために選手と歯科医師が一体となって取り組んでいます。
日本も早くマウスガードの重要性に目覚めてほしいものです。

ラグビー、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、アイスホッケー、ラクロス、野球、ソフトボール、テニス、スキー、スノーボード、体操、柔道、空手、ボクシング、レスリング、テコンドー、相撲、
などなど、あらゆるスポーツにマウスガードは推奨されています。


マウスガードの使用で注意していただきたいのは、

●スポーツ店で売っているお湯で温めて自分で作るタイプのマウスガードは避けたほうがいいです。噛み合わせや適合を全く考慮していないので顎関節を傷めるなど副作用が出ます。
●市販されているマウスガードは輸入品が大半で、日本人には大きすぎます。

ということで、歯医者さんでちゃんと型を採って製作してもらって、ちゃんと噛み合わせも調整して、自分にピッタリ合った100%オーダーメイドのマウスガードを使いましょう


当医院ではマウスガードを製作しています(上の写真)。
価格は、ケース付きで 16,000円。

製作のため来院していただく回数は2回です。
1回目:型採りと、咬み合わせ採り
2回目:完成したマウスガードの装着

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