歯型をとる材料は海草 |
歯医者さんでは歯型をよくとります。 歯型は専門用語では印象といいます。 英語では impression 、やはり「印象」です。 印象材にはいろいろな材料があるのですが、最も使われているのがアルギン酸と寒天です。 アルギン酸印象材はおおまかな印象をとるときに使います。 このアルギン酸、実は海草から作られます。食物繊維の一種です。 ↓アルギン酸印象材 ![]() この粉末を水で溶かして練和して使います。 スープ・飲料やゼリーなどの増粘安定剤、ゲル化剤としても使われている材料です。 製紙・繊維工業でも使われています。 次は精密な印象をとる寒天印象材。 文字通り、原料は海草(テングサ)から作られる寒天です。 シリンジにいれ、保温槽で温めて溶かしておきます。 ↓印象用のシリンジ 中に紫色の寒天印象剤が見えます ![]() このようにしてとった印象に石膏を流し込んで模型を作ります。 その模型を使って患者さんの冠や詰め物、入れ歯を作ります。 |
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