ヒラメとカレイは歯で見分ける |
ヒラメとカレイの見分け方としては顔の位置から左ヒラメに右カレイというのが有名です。 ヒラメもカレイも生まれて間もなくは一般的な魚と同じように体の両側に目があって泳いでいます。しかし大きくなるにつれて片方に目が寄ってきて海の底に生活の場を移します。 一般に、目が体の左側に寄ったものがヒラメで、右側に寄ったものがカレイです。 表(色のついた方)にして、目が上にくるように置いたとき(魚の腹側を手前にして置いたとき)、頭が左になるものがヒラメで右になるものがカレイです。 しかし、実はカレイの仲間には左側に顔があるものもいるため、この方法が通用しないこともあります。 そこで、見分け方としてあげられるのが「歯」の違いです。 ヒラメの歯は大きく尖っていて、カレイは小さい。 これは、それぞれの食べ物によって歯が変化しているからです。 ヒラメはイワシやアジを食べるので大きくて強い歯を持っていますが、 カレイはイワムシやゴカイを食べているので小さな歯をしています。 歯の違いは顔の違いにも現れており、 ヒラメは口が裂けて怖い顔で「おおくち」などとも呼ばれますが、 カレイはおちょぼ口の優しい顔で「くちぼそ」などとも呼ばれています。 |
参考文献: 日歯広報2005年2月号など |
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