要観察歯(CO)とは?
学校歯科健診で、要観察歯(CO)があるという勧告書(治療の勧め)をもらってくる場合があります。

このCOというのは、Caris Observasion の略で、虫歯とは判定できないが、虫歯の初期の症状が疑われるという意味です。放置しておくと虫歯になる可能性があるといってもいいでしょう。
要観察歯は、虫歯への進展を予防するために、歯みがきの指導や間食の指導、フッ素の応用などを積極的に行います。

家庭で気を付けていただきたいのは、甘い物を与えるときは時間を決めて与え、ダラダラと食べたり飲んだりしないこと、食後には必ず歯を磨くことなどです。

歯科医院での予防処置としては、フッ素塗布シーラントがあげられます。

フッ素塗布は歯を掃除してフッ素を塗る処置で、虫歯になりにくくする効果があります。
シーラントは、虫歯になりやすい噛み合わせの溝を事前にふさいでしまう処置です。歯を削らないでできますので、痛みもありません。健康保険でできます。

お子さんに要観察歯があると学校からお知らせがきた場合、まず歯医者さんに相談に行くことをお勧めします。
歯医者さんで精査してもらい、定期的な検診の必要性の判断や、シーラント、フッ素塗布等の適切な処置をやってもらうとよいでしょう。
噛み合わせの溝のCO 歯面のCO (白濁)
写真: 東京都学校歯科医会の健康診断パネル
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