タバコの害 |
日本では3,363万人の人がタバコを吸っているといわれています。 最近、特に若い女性の喫煙者が増えているようです。 毎日喫煙している人のガンによる死亡危険度は ガン全体では1.65倍 口腔・咽頭ガン・・・3.00倍 喉頭ガン・・・・・・・・32.50倍 肺ガン・・・・・・・・・4.45倍 食道ガン・・・・・・・2.24倍 と高率です。 そのほか、胃がん、肝臓ガン、すい臓ガンなども因果関係があります。 さらに、大腸ガン、乳ガンなども関連があるのではないかといわれています。 また、タバコが危険因子となる病気は、ガンの他にも狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞、くも膜下出血、、動脈硬化、高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、歯周病などのいわゆる生活習慣病があげられます |
■タバコが歯やお口に与える影響 歯周病にかかる率が高くなり、しかも重症に進行する率が5〜7倍になるといわれています。 また、口臭の原因にもなります。味を感じる味蕾(みらい)を刺激して、たべものの味わいを妨げる原因にもなります。 ■タバコのニコチンによる歯周病の悪化のメカニズムは ◇血管の収縮作用: ニコチンは血管を収縮させる作用があります。これによって歯肉が炎症を起こしても血液の供給が足りないため治癒がなかなか進みません。 ◇抵抗力の低下: ニコチンは体の免疫機能を低下させますが、歯周病への抵抗力ももちろん低下させます。 ■周りの人にも悪影響 タバコの煙には4000種類以上もの化学物質が含まれていて、40種類以上の発ガン物質や発ガン促進物質があります。 有害物質の代表的なものが、ニコチン、タール、一酸化炭素です。 タバコの煙は、喫煙者が吸い込む主流煙と、火がついている部分から立ちあがる副流煙があります。 実はこの副流煙のほうが有害物質を多く含んでいます。 周囲に人がこの副流煙を吸わされることを受動喫煙あるいは、間接喫煙といいます。 ◇子供への影響 親がタバコを吸う場合、80%の子供の歯肉に黒ずみがみられます。 ◇赤ちゃんへの影響 妊婦はタバコを吸わなくても、死産や早産、流産の危険性が増し、さらに低体重児や奇形児が生まれる可能性が高くなります。 ■禁煙すると・・・ 禁煙してから数週間たつと、本来の歯周組織の反応が見られるよういなり、1年後には歯肉が本来の状態に回復します。 |
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