抜歯後の出血

歯を抜いたあと、血が止まらないことがあります。

手は足などにケガをして出血した場合は、清潔なガーゼや布で圧迫していれば、5〜10分くらいで血は止まります。
血液というものは血管の外に出ると自然に固まる性質があるからです。

歯を抜いたあともガーゼを噛んで圧迫していれば血は止まります。
ところが、中には家に帰ってから再び出血しだすことがあります。
一度固まった血の塊がはがれて再び出血が起こってしまう場合です。

原因としては、
口の中の血を気にして頻繁にうがいをし過ぎる(せっかく固まった血をはがしてしまう)
歯を抜いてすぐに食事をする(傷口に機械的な刺激)
過激な運動をすることによって血管が広がっての血の流れも強くなる
熱い風呂に入ってやはり血管が広がっての血の流れも強くなる

などがあげられます。

この場合、慌てずにガーゼを噛みます
たいていは15分くらいで出血は止まります。

お口の中には唾液(つば)があるため、少量の出血でも唾液に混じるとたくさん出血しているように見えることがあります。
これが、頻繁にうがいをしたくなる理由になるようです。

傷口をよく見て、じわじわと新鮮な赤い血液が続けて出ているようなら歯医者さんに診てもらった方がいいでしょう。
傷口を縫い合わせたり、再掻爬(さいそうは)といって、ぶよぶよした不良な組織を掻き出して止血します。

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