歯周病とその治療について
 歯周病というのは歯を支えている組織におこる病気です。

 
歯周病の初期では、歯肉にから出血したり腫れたりします(図2)
多くの人はこの病変に気づかずに見過ごしてしまいます。
それが進行すると歯を支えている骨まで病変が及んで、
骨が溶け始めがたまったり、歯がぐらぐらうごいてきます(図3、4)
そして最終的には
歯が抜け落ちてしまいます。(図5)

 
歯周病は初期の段階では痛みなどの症状があまりなく、知らず知らずのうちに症状がじわじわ進行していきます。そのため、気づいたときにはもう手遅れという例も少なくありません。
 歯が抜けたら入れ歯にすればいいやと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、入れ歯は自分の歯に比べるとやはり不便なものです。異物感はもちろんですが、たべたものの熱い冷たいがわかりにくいこと、そして歯ごたえも違ってきます。味覚にも影響してきます。

 
歯周病の原因は、歯垢(図の黄色の部分)や歯石(図の灰色の部分)などの口の中の汚れに含まれる歯周病性細菌ですが、これだけではなく、噛み合わせ喫煙口で息をする、歯軋り歯みがきのしかただ液の量糖尿病、等が関連してきます。

とにかく、歯ぐきがはれたり、出血したら早めに歯医者さんへいって診てもらいましょう。

 
歯周病の治療の基本は歯の清掃です。毎食後の歯磨きをていねいにやります。そして歯ブラシでは取れなくなってしまった固い歯石は歯医者さんで器械で取ってもらいます。その後は定期的(3ヶ月に一回とか、6ヶ月に一回)に歯医者さんで検診を受けて管理していきます。歯周病は再発しやすい病気ですので、この定期検診がとても重要になります。
歯周病の進行についてはこちら
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