歯みがき剤の成分の見方は?
歯みがき剤のチューブの裏側には、成分表が載っています。
ふだん、何気なく見ているものですが、この成分表について少し詳しく説明してみたいと思います。
歯みがき剤選びのひとつの参考になればと思います。
湿潤剤
歯みがき剤に適度な湿り気を与え、クリーム状の形を与える。
ソルビット液、プロピレングリコール、グリセリン等

研磨剤(清掃剤)
歯の表面を傷つけずに、歯垢やステインなどの歯の表面の汚れを落とす。
炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸等

香味剤
香味の調和をはかる。爽快感と香りを与え、歯みがき剤を使いやすくし口中をさっぱりさせる。
サッカリン、キシリトール、メントール等

粘結剤
粉体と液体成分の分離を防ぎ、保型性を与えたり、適度の粘性を与える。
カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム等

発泡剤
口中に歯みがき剤を分散させ、口中を洗浄し、汚れの除去を助ける。
ラウリル硫酸ナトリウム等

薬用成分
薬用成分の配合により、虫歯予防、歯周病予防、口臭予防、などの効果を高める。
フッ化ナトリウム、塩化セチルピリジウム、塩化ナトリウム等

保存料(防腐剤)
歯みがき剤の2次汚染を防ぐ
パラベン、安息香酸ナトリウム等
参考文献:サンスターデンタルインフォメーション「歯ッピーすまいるクラブ」2005 Vol.2
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