6歳臼歯を守る

6歳臼歯(第一大臼歯)はとても大事です。

大きさは人間の歯の中では最大。
複数の根(上顎:3本、下顎:2本)を持ち、噛み砕く力も最大。
最初に生えるということは、永久歯の中でもっとも長い年月使わなければならない歯です。

しかし、こんなに重要な歯なのに一番虫歯になりやすい歯でもあります。

虫歯になりやすい理由は、

■萌出途中は背が低く、手前の乳歯の影になって磨きにくい。
■6歳臼歯が生え始めるころにちょうど仕上げ磨きをやらなくなることが多い。
■形は永久歯ですが、まだ石灰化が充分ではなく、歯質が柔らかい。
■乳歯のすぐ後ろに生えてきますから、これも乳歯だと勘違いして油断する。「えっ、これって永久歯なんですか?」とびっくりなさかたがよくいらっしゃいます。

6歳臼歯の虫歯予防の要点としては、とにかく仕上げ磨きです。
6歳ぐらいでは歯みがきはかなりいい加減ですから、大人による仕上げ磨きは必須といっていいでしょう。

フッ素の応用、あるいはシーラントの応用も有効です。
あとは定期検診(できれば年に数回)ですね。

とにかく、6歳臼歯はなにがなんでも虫歯から守るという決心し
て、がんばってください。

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